本で賢く変わる

本から得られる知識で人生をちょっとだけ変えよう

たった2.3語の差でチャンスを逃してしまうかもしれません! 相手の心を掴める人掴めない人

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こんにちは!ぷぺ。です!

皆さんは元気ですか?先週自分は体調を崩してしまい、投稿ができなくて暴れたくなるくらい悔しい気持ちです…最近は寒かったり暖かかったりで寒暖差があるので体調には気をつけてくださいね!

ところで皆さんはこんな経験ないでしょうか?

・「言ってることはわかるけど、なんか気にらない!」と思ったり

・「言ってることは間違ってないと思うんだけど相手が納得してくれない」と感じたり

「何を言うか」ももちろん大事ですが、「どう言うか」も相手を納得させたり、自分が望んでる方向に相手を誘導するのに大事な要素なんです!

ジョセフ・シュガーマンという有名なマーケターも「人は感情によって物を買い、理屈によって納得する」と言うように、感情によってある行動を決め、その行動を理屈によって後から「やってよかったんだ」と正当化するのです。

もちろん言い方を変えただけで相手を必ずうまく誘導できるわけではありませんが、何気なく使っている言葉を少し変えることで、聞き手や読み手の行動を変える確率を高められると思うとすごい事だと思いませんか?

ということで今回は言葉の使い方で他人や自分をうまく動かす方法について紹介します!その他様々な情報を随時発信していますのであなたも読者になってくれませんか?それでは見ていきましょう!

 

目次

1.人を操る言葉4選

 1−1説得したいなら動詞ではなく名詞を使え!

 1−2今に目を向ける

 1−3序盤はポジティブに

 1−4ヘッジとフィラーを減らす

2.まとめ

 

 

1.人を操る言葉4選

1−1説得したいなら動詞ではなく名詞を使え!

あなたは人に頼み事をすることは多い方でしょうか?自分1人じゃ手に負えない時、2人以上いないとできない事をしたりと、頼み事をしないといけない時って結構ありますよね?(自分は内向的すぎてなかなか頼み事出来なかったり💦)

そんなお願いする時あなたはどう相手に伝えるでしょうか?「これお願いしたいんだけどいいいかな?」「頼まれてくれない?」なんて言葉が多いのではないでしょうか?

実は動詞(手伝う)よりも名詞(お手伝いさん・助手など)にした方が相手を説得しやすいことがわかっています。

スタンフォード大学では、4・5歳児の子供におもちゃの片づけをお願いする実験を行いました。この時に子供がおもちゃで遊んでるタイミングなど、何かに熱中してる時にお願いをするわけです。なんとも「何でこんな時にタイミング悪いな💢」と思ってしまいそうですよねw

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この時に半数には、シンプルに「片付け手伝って」と手伝いを頼み、残りの半数には言い方を変えて「(片付けの)助手になって」お願いしました。こんな1語変えただけで変化はないように思えますが、結果的に後者のグループの方が実際におもちゃを片付ける子供が33%も多かったんです

なぜこんなことが起きるかというと、そもそも人間はある特定の集団に属していたいという欲求があります。そして名詞表現にすると、ある特定の集団に属しているという表し方になります。つまり何かしらの集団に属しているという欲求を満たせるわけですね。文章でも使えますから、一度試してみてはどうでしょうか?

 

1−2今に目を向ける

あなたはある特定の人の話を聞いて、「なぜあの人の話は納得してしまうんだろう」と感じることはありませんか?相手を説得する際に大事な要素として「自信を持って話す」のも大切です。自信のある表現の1つとして、過去形ではなく現在形にするのが効果的です。

例えば、あの商品(サービス)は「よかった」ではなく「いい」にするとか。

100万件を超えるオンラインレビューを分析したある研究では、レビューごとに過去形と現在形を使った回数を数え、その回数とレビューへの高評価の関係を調べました。すると、現在形を使った方が、読んだ人がレビューを「役に立った」と感じる度合いが大きいという結果に。

さらにこの調査では、一度しか消費されないことが多い商品(本や家電など)は頻繁に買い替えたりはしないため、過去形になりがちで現在形に意外性をがあるだけなのではないかということを考えて、複数消費される楽曲やアルバムといった「音楽」に当てはまる商品カテゴリも分析したんです。すると結果は変わらず現在形の表現の方が「役に立った」と思われました。

過去形から現在形に変えるだけで変わるわけですから使わない手はありません!

 

1−3最初はポジティブに!

例えばあなたは今日、会ったこともない人と会ってカフェで30分雑談しないといけないとします。いざ顔を合わせた時に、これといった挨拶もなく無表情だったらどう感じるでしょうか?少なくともいい印象はないと思います。よっぽど雑談の内容がよくない限りは今後の付き合いはないですよね?(芸能人のようなイケメンや美女なら別かもしれませんが)

このように第一印象がその後の付き合いに影響を与えてしまいます。なぜなら、初頭効果という最初に提示された情報に影響を受ける心の動きがあるからです。

つまり最初は明るくポジティブな言葉にした方が、少なからず「明るくて仲良くなれるかも」という印象は持たれます。

例えば職場ではどうでしょうか?出勤してきて言葉を発しているのかわからないくらいのボリュームで「っすぅ〜」みたいな短縮した挨拶よりも、明るい感じではっきり「おはようございます!」と言われた方がその人に対する印象が悪いなんてことはないはずです。

または、気になっている異性との初デート後、また次のデートに誘うために何と連絡を取ればいいでしょうか。例えばこんな連絡はどうでしょう?

✖️→「この前は付き合ってくれてありがとう!またどこか別の所行きたいなって思うんだけど、どこか行きたい場所ある?」

⭕️→「〇〇さん、この前は付き合ってくれてありがとう!ランチで行ったあのお店のご飯どれも美味しいし、お店のあのおしゃれな雰囲気でいろんなこと話せて楽しかった。あんまりあんなお店行かないから驚き!」

どうでしょうか?もちろんこれだけで相手の行動を誘導できるわけではありませんが、「また行ってもいいかな」とは感じることもあるでしょうし、好印象を持つこともあるでしょう。

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初対面の印象は7秒で決まり、半年間持続すると言われています。初頭効果は一見地味で「そんな効果あるの?」と思いますが、「知っている」のと「している」には大きな違いがあるので騙されたと思ってやってみてください。

 

 1−4ヘッジとフィラーを減らす

なぜあの人の言葉には説得力があるのか?その答えの1つとしてヘッジとフィラーが少ないがあります。この2つは何かというと…

・ヘッジ→ぼかした表現。「〜と思う」「〜らしい」「もしかしたら〜」といった断定的でない表現

フィラー→ためらいの言葉「えー」「う〜ん」「なんか〜」次に発する言葉に詰まった時のつなぎの言葉

のことを言います。

実際にドナルド・トランプは、大統領選に出馬を表明した時の発言ではヘッジやフィラーが少ないことがわかっています。この2つが少ないことで自信のある言い方になり、国民を説得させる要素にもなったわけです。

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本当に?と思うかもしれません。これについては、人類学者のウィリアム・オバーが行った実験が参考になります。オバーは、ある事件とその証人の発言記録をもとに俳優を使って、事実関係は同じですが証言の話し方が違う2つのバージョンを録音しました。そして聞き手を集めて録音を聞いてもらい、陪審員のように判断してもらいました。

①ヘッジとフィラーが少ない話し方(裁判官や弁護士のような権威のある人は2つの表現が少ないと言われています)

②一般人風な話し方(①と比べるとヘッジとフィラーが多い)

研究チームは、陪審員役から証人についてどう思ったか、被告人が原告の損害に対して賠償金を支払うべきか、支払うならどれくらいの金額が妥当か、などの回答を集めたんですね。

その結果、事実関係は一緒だったのに①の録音を聞いた人は、原告への損害賠償金額が何千ドルか上乗せされて当然だと答えたんです。

このオバーが行った実験からわかるように、ためらいや決めつけた話し方にした方が説得しやすくなるわけです。

それもそのはず、大統領やCEOや医師といった人の上に立つ人間だったり、専門的な知識を物凄く持った権威のある人が自信のない話し方だったら、大丈夫か?と思いませんか?

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もちろん見栄を張れとは言いませんが、言い切れる時には言い切ってしまいましょう。そしてフィラーを入れるくらいなら、間を意識的に作ったり、できるならあらかじめ話す内容を整理しておくと、フィラーを減らせて聞き手に対していい印象を与えることができることがわかっています。意識してみましょう!

 

2.Myコラム

僕はブログを始める前は、Spoonというラジオ配信アプリで配信をしていました。Spoonでは、リアルタイムでどれだけ人を集められるかが人気なるためのカギになります。当然ながら人気の配信者がいて、コミュニケーションが上手い、歌が上手い、明るいなど何かしらの魅力がある人が人気が出るわけです。1人のリスナーとして配信を聴きに行く中で、自分も魅力的な人になって人気になりたい!と思うようになりました。そのためには、定期的に来てくれるリスナーを増やさなくてはいけません。でもどうしたらリスナーを増やせるのかわからなかった当時の自分は、色々な事を試しました。それでもリスナーを増やしていくのに伸び悩んだ時もあったわけです。「どうしたらもっとリスナーが来てくれるかな?」そう悩み続けて、他のことが手につかない時期もありました。そんな時に読んだある本に書いてある内容を半信半疑で試してみたんですね。

具体的には、来てくれたリスナーのSNSに「〇〇さん。この前は配信に遊びに来てくれて本当にありがとうございます!〇〇さんとお話できて本当に楽しかったです。もっとお話できたら嬉しいので配信に遊びに来てください!」のようなお礼のdmを送るようにしたんです。するとゆっくりではありますが、リピートで来てくれるリスナーが増えたんです!

この経験で感じたことは、ちょっとした言い方や言葉の表現を変えるだけでこんな違いをがあるんだと驚いたことですね。それくらい言い表し方で人を自分の望んだ方向に誘導することもできるわけです。

 

P.S.言い方についてもっと知りたい方はリンク貼っておきますのでチェックしてみてください!説得についての本も載せておきます。

 

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